瞬く間に溶けてしまうモノ

ワーキングマザーchocoが日々の暮らしの中ですぐに忘れてしまうようなことや見えなくなってしまうことを、未来の自分のために綴っていく記録ブログです。

RSウィルスとRPG

先日、下の子が発熱しました。

保育園でRSウィルスでお休みしている子がいるときいていたので、小児科でその旨を伝えたところ、検査しておこうかということになりました。

結果は陽性反応でした。

「あー出たね」「出ましたねー」

かかりつけの小児科の先生と、そんなやりとりをした後、RSウィルスについての冊子をもらいました。

「いらないかもしれませんが、どうぞー」


うん、確かにいらない!と思ったのですが。
子どもがすかさず「絵本〜^ ^」と喜んで受け取ってしまったので、仕方なく持ち帰りました。


そして、パラパラっと目を通した後に自宅でポイっとゴミ箱に捨てました。

・・・。

その後、なんだかじわじわと色々なことを思い出したので、メモしておきます。



※RSウィルス感染症とは。RSウイルスが飛沫感染、接触感染により体内に侵入することで主に乳幼児において気道感染症の原因となり、秋から冬にかけて流行します。生後1年で約60%、2歳までにはほとんどの乳幼児が感染し、ときに重篤な呼吸器症状を伴う肺炎や細気管支炎を引き起こします。


RSウィルスで思い出すこと。

数年前、上の子を出産後、育休を経て仕事復帰初日というその日に、子どもが発熱しました。RSウィルスでした。


高熱を出している1歳の子どもを病児保育に預け、後ろ髪を引かれながらも、なんとか出勤した私も熱があったんだと思います。自分の体温を測る余裕もなく、初日から休めない!と、自分は大丈夫!と体調不良に気付かないフリをして出勤しました。


出産、産休育休をはさんで、久しぶりの仕事。脳みそが自分のものではないのではないか?と疑ってしまうほどの、ダメダメっぷりでした。聞いた内容が頭に入ってこない。思うように動けない。


フラフラしながら、初日の仕事を終えた帰り道の風景を今でも覚えています。


こんな状態で、これから先、やっていけるんだろうか…。


とてつもなく長い道のりに思えました。
不安しかありませんでした。



それから子どもは、熱を出したり、体調を崩したりをどのくらい繰り返したんだろう。


ワーママ生活が始まったあの日、あんなに怖く感じていたRSウィルスも、いつの間にか、お馴染みの風邪…くらいの認識に変わっていました。

子どもが成長して、高熱が続くことが減ったということもあるし、大体の見通しがつけられるようになってきたからということもあると思います。


そういえば、これ何かに似てる。

これって、昔やったドラクエやFFで、初めての強い敵に遭遇したときは、あたふたしてしまうけど、何回も遭遇して自分のレベルも上がったら、もう怖くない…みたいな感じに似てるかも。


子どものHPも自分のMPも、冒険を続けているうちに上がっていたらしいです。


あぁ、そっか。
ワーママ生活始まったあの日は、経験値ゼロで冒険に出発した日だったんだ。


ゲームの世界なら、出発地点付近は弱い敵しかいないハズだけど、いきなりやや強めの敵に遭遇しちゃった状況だったのね〜。




そう思ったら、なんだか面白くなってきました。ラスボスまでは程遠いけど、ちょっとずつ経験値を増やして、倒せない敵が出てきたらちょっと前に戻って。


色々な技を使える仲間も増えていきます。
それは、子育ての先輩だったり、病児保育だったり、小児科の先生だったり、保育園の保育士さんだったり。この先もきっと新しい仲間が増えていくでしょう。困った時に助けを求められる相手が、それぞれの得意な魔法やら技やらで助けてくれます。


と、いうか、色んな助けや魔法やアイテムなしでは、自分の弱い物理攻撃だけでは、倒せない敵がどんどん出てくるし。


夫が後方援護から、前方攻撃をしてくれるようになってからは、私がめーっちゃ頑張って攻撃する必要もなくなってきたし。
夫が得意な分野が有効な敵への攻撃は、下手に私が前に出ないで、任せちゃった方がよかったりするし。


別にカンストでクリアしなくてもいいんです。
レアなアイテムも集めなくてもいいんです。
やり込む派ではなく、物語が楽しめたら満足な人だったので、私。

必死に自分のレベル上げをしなくても、ゆっくりゆっくり進んでいったら、いつの間にかクリアできてるのかも。


ふふふ〜。笑

ちょっと別の見方をしてみると、途端に楽しくなったりしますね。

ワーママ冒険をその時々のレベルで楽しもう!エンディングは子どもが巣立つ時かなぁ…。どんなエンディングになるか、自分のチョイスで変わっていくマルチエンディングな冒険。
これは楽しまなくっちゃ、もったいないわ^_^



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