骨折して気づいたこと その3
すっかりシリーズ化してしまっておりますが。
骨折スペシャル月間。
普段、気づかないアレコレを綴っています。
バスの話。
普段、バスってなかなか乗る機会がないのですが、自転車も乗れず車の運転も出来ないので、かなりお世話になっております。
自宅から最寄り駅までと、職場の最寄り駅から職場の近くまで、毎日乗っております。(あと整形外科への通院にも)
バスの種類って、こんなに色々あるんだ!!ってのがまず発見でした。
古いタイプ〜新しいタイプまで、それぞれビミョーに車内の作りが違う。
やはり新しいタイプほど、ノンステップ具合がいい感じ〜。乗り降りの時の段差が、全然違う。
そして、バスの運転手さんも色々なタイプの方がいて、観察するのが楽しいのです。
例えば。
バス停に停車した時、歩道と車道の間にスキマができます。バスから降りる時の段差+このスキマが広いと松葉杖をつく場所が遠くなって、ちょっと怖いのです。(古いタイプのバスだと、よけいに)
ある運転手さんは、乗車の時に「どこで降りますか?」ときいてくださって、降車のバス停では歩道ギリギリに寄せて停車してくれたんです。
これが、まぁ!降りやすいこと!!
小さな優しさに、感動しました。
あと、雨の日。
雨の日って、バスが遅延しがちなんですが。
遅れたバスも運転手さんによって、対応は様々です。
①遅れるのは仕方ないという風情で、安全第一に車内の着席や手すりを持つのを促し、確認してから発車してくれる運転手さん。
②遅れを少しでも取り戻すべく、一刻も早く目的地に到着できるよう出来るだけ急ごうとしてくれる運転手さん。
松葉杖の今は、①の運転手さんの対応が本当にありがたく感じます。少しの揺れでも、体勢が整っていないと倒れてしまいますから。
でも、通勤時間帯。出社時間と戦いながら、バスが来るのを今か今かと待っていた立場だったら、②の運転手さんの対応がとてもありがたく感じると思います。逆に①の運転手さんに対して、早くしてくれよ〜とか思っちゃうかもしれません。
視点が違うと、同じ状況を見ていても、感じ方がまるで違うんだな〜などと、しみじみと思うのです。
よく、その人になったつもりで考えてみる…とかいいますが、私は私。どう頑張っても、他の人にはなれなくて、自分の想像力の範囲で想像することしか出来ません。
その人の視点になることは出来ないから、自分の視点を移動させて自分の視点でその人の立ち位置から見てみる…みたいな?
自分の経験を元に、想像する。
自分だったら、こうかな?と。
素敵だな〜と思う年齢を重ねた方は、その想像の元になる経験がバラエティに富んでいるんだろうな〜と思います。
色々な経験を重ねて、引き出しの豊富なおばあちゃんになりたいな〜。