骨折して気付いたコト その2
松葉杖の使い方もだんだん慣れてきました。
駅のエレベーターで一緒になった、年配のご婦人から「骨折?まだ折ったばかりでしょう〜?松葉杖が下手だもん!笑」と言われた私も、少しは様になってきたかしら^_^
せっかく(?)骨折という普段と違う経験中なので、少し記録に残しておきたいと思います。
まず。
そもそも、何故、骨折したのか?
階段をおりるときに、靴のヒール部分が階段の滑り止めに引っかかって、
ひぇーーーーっと…落ちました
ヽ( ̄д ̄;)ノ
手すりを持っていなかったんです。ええ。
でも、まさか骨折しているとは思わなくて。
あーー。やっちゃった。捻挫ひどいかもー。
くらいの感覚でした。
でも、どんどん腫れてくるので、受診してみたら、折れてました。
下駄骨折です。
この骨折はその昔、下駄をはいていて挫いたとき発生しやすかったということで、こう呼ばれているらしいです。現在でも下駄をはかなくても、室内や階段で強く捻挫することで骨折することがある…ってことで、今回、私はこのパターンのようです。
声を大にして言いたいと思います。
ヒールで階段をおりるときには、必ず手すりを持ってください!!!
(元々、足元がおぼつかない私だから…なのかもしれませんが。)
簡単に折れました。
油断大敵でございます。
さて。
この下駄骨折。
普通の骨折より、骨がくっつきにくそうです。
そんなこんなで病院の先生からの「足はつかないで!」の指示を守って、筋トレのつもりで松葉杖生活を送っております。
車も運転出来ない。自転車も乗れない。
毎日の通勤は、バスと電車を乗り継いでおります。
階段や段差が一番怖いし、危ないし、周りにも迷惑かけそうなので、駅ではエレベーターが必須です。
そして、知ったこと。
世の中、優しい方ってたくさんいるんですね…。
エレベーターの中で遠くから松葉杖の私が歩いてくるのを見つけて、待ってくださる方も。
でも。すみません。歩く時にスピードは出せないんです。長々と待っていただくのも申し訳ないので、「お先にどうぞ!!!」と遠くから叫ぶわけですが。気付いてくれたコト、待ってあげようと思ってくれたその気持ちは、しっかり受け取りました。ありがとうございます!
あとは、エレベーターから降りた後に、松葉杖の私を発見して、扉を開けたまま待ってくださる方もいらっしゃいました。
この場合、ご好意で立ち止まってくださってるわけですから、「お先にどうぞ」というわけにもいかず、出来るだけスピードアップして向かったのですが。
もう既に自分が降りたエレベーターだよ?!それをわざわざ足を止めて待ってくれるなんて、どれだけ優しいの!!
イヤホンしてスマホをみながら、前を一切見ないで歩いてくる人にハラハラするコトも多いのですが。
周りをよーく見ている、優しい人も多いのですね。
そして。
エレベーターといえば、昨日の夕方の話。
駅のホーム。電車から降りた人たちが、改札に向かって歩いておりました。
そんな中、エレベーターの手前で松葉杖の私を追い越して歩いていったお姉さんが、サッとエレベーターの前に寄ると、ボタンを押して自分はそのまま振り返ることなく階段へ歩いていったんです。
え?
私のために、エレベーターだけ呼んでおいてくれたんです。
うわー!!
そのさりげなさすぎる、スマートな対応にビックリしすぎて、一瞬固まりました。
「ありがとうございます!!」っていう、お礼の声が届いたのかどうなのか分からないけど。
お姉さんの横顔は笑顔でした。
いやぁーーー。
かっこよかったーーー。
感動しました。
惚れました!笑
私も、あれ、いつかやろう!!!!と心に誓った帰り道でした^ ^
骨折生活、新たな発見だらけの毎日です。